高校での「日本語」が単位認定に

みなさん、こんにちは^^

かわな行政書士事務所・行政書士補助者、日本語教師の川名 黎です!

 

毎日厳しい寒さとの戦いですが、そんななか、

先日とてもホットなトピックがスマホの画面を踊っておりました♪

 

外国籍高校生らに「日本語」授業、単位認定へ 文科省が23年度から.2022-01-25,朝日新聞デジタル

 

小学校・中学校では、2014年度より「特別の教育課程」として日本語指導が授業に組み込めるようになりましたが、

こちらを高校でも編成できるようになったというニュースです!

高校の教員免許を持つ先生が主となり、日本語教師が補助的に関わるという形ですが、

およそ4万人強といわれる日本語教師の活躍の場が増えるということには間違いありません。

また、日本語教育を受ける機会を望んでいる生徒さんやその周辺の方々にとっても、

必然的にそうした場が増えることは喜ばしいことであると思います♪

 

もちろん、同じニュースを目にしても、政治的な側面から見た場合・高校側から見た場合・生徒さん側から見た場合など、

ひと口に同様のポジティブな感想ばかりが出るとは限らないでしょう。

このニュースを目に耳にした方の立っている場所によって、広がる景色が違うわけですから、

様々な感情が飛び交うことも致し方ありません。

 

そうしたことは承知の上で、私は日本語教育の一端に携わらせていただいている身として、

なにはともあれ、日本国内における日本語教育が前進した(少なくとも前進しようとしている心意気が見えた)、

という事実に心が温まりました☆★

 

「日本語教育」「日本語指導」という言葉を聞くと、「文法や語彙などを学習する授業」という印象が強いと思います。

無論それらは言語としての基礎ですから、必ず学びます。

しかし、言語を学ぶことは文化を学ぶことであり、文化を学ぶことは「その国での自分の在り方」を学ぶということです。

そうした中で、日本国内におけるルールや規範、秩序というものは併せて学んでいけるのです。

 

日本にいるから、日本人らしくしなくてはいけないわけではありません。

まして、日本人にならなくてはいけないわけでもないのです。

国籍がどこにあれ、「自分から望んで、好きで日本にいるわけじゃないよ!」という生徒さんだってたくさんいらっしゃるでしょう。

 

様々な状況や環境から結果として日本に住み、期間の差はあれど これから暮らしていく中で、

 

「各々のルーツやアイデンティティをより誇れるように」

「それらを尊重しながら、日本でより良く暮らしていけるように」

「そして、日本という国・文化をもっと好きになってもらえるように」

 

そうした心のある日本語教育が普及することを願っております。

 

 

みんな同じ地球人です^^

 

 

本日も最後までお読みくださり、ありがとうございました☆★